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なぜ非常口マーク(誘導灯)はなぜ2種類なのか?ピクトグラムについても知っておこう!

非常口マークについて、このような疑問はありませんか?

フォロワーさま
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「非常口マークは何種類あるの?」
「非常口マークの違いは?」
「ピクトグラムについて知りたい」

非常口マークの違いについて知らないという方は多いですが、その違いを知らないと災害時に大きなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
だから、違いについてしっかりとチェックしておくことが大切です。

本記事では、非常口マークの種類や違い、ピクトグラムについて詳しく解説します。

非常口マーク(誘導灯)の種類は2種類

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非常口マークの種類は以下の2つです。

  • 白背景緑文字の非常口マーク
  • 緑背景白文字の非常口マーク

それぞれについて、詳しく紹介します。

①白背景緑文字の非常口マーク

白背景緑文字の非常口マークの正式名称は”通路誘導灯”といい、非常口までの経路を表した標識です。

つまり、通路誘導灯の近くには非常口が設置されていないこともあり、通路誘導灯を辿っていくことで非常口にたどり着くことができます。

②緑背景白文字の非常口マーク

緑背景白文字の非常口マークの正式名称は”避難口誘導灯”といい、避難口そのものを表した標識です。

避難口誘導灯は非常口の上部に設置されることが多く、この標識があるところが実際に災害が発生したときに避難できる出口となります。

③非常口マークの違いを知らないと災害時のリスクが高まる

このように非常口マークは2種類ありますが、違いについて知らないという方は非常に多いです。

しかし、”通路誘導灯”と”避難口誘導灯”には大きな意味の違いがあるため、もし違いを知らないまま災害に遭ってしまうと、逃げ遅れるリスクが高くなってしまいます。

なぜ非常口マーク(誘導灯)の種類は2種類あるのか?

「スマホを眺めて考え込む白いTシャツの女性」の写真[モデル:川子芹菜]

非常口マークが”通路誘導灯”と”避難口誘導灯”の2種類がある理由は、災害時に素早く避難できるようにするためです。

非常口を示す”避難口誘導灯”だけ設置されていても、非常口から遠くにいる人はどこが非常口かわかりません
反対に”通路誘導灯”だけ設置されていても、非常口の近くには辿り着けるものの、実際の非常口がどれだか分からなくなってしまいます。

このように、災害時の避難を円滑に行うために非常口マークは”通路誘導灯”と”避難口誘導灯”の2種類があり、これは消防法で定められています。

(参照:総務省消防庁「誘導灯及び誘導標識の基準」)

非常口マーク(誘導灯)のピクトグラムは国際規格

非常口標識

①非常口マークはISO(国際標準化機構)で定められた国際規格

非常口マークは、ISO(国際標準化機構)によって定められた国際規格です。

国際規格のなかでも「ISO7010」という危険標識・警告標識・安全標識の国際規格に分類されます。

②非常口マーク世界中で使用されているわけではない

非常口マークは国際規格ですので、標準的に世界で使用されているピクトグラムですが、必ずしも世界共通で使用されているわけではありません。

日本国内では非常口マークはすべて共通ですが、海外で災害にあったときは注意が必要です。

とはいえ、基本的には国際規格に遵守して作られているため、日本とまったく異なるデザインが使われているケースはほとんどないでしょう。

非常口マーク(誘導灯)に関するよくある質問

非常口マーク(誘導灯)に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。

Q1.非常口マークのピクトグラムをデザインしたのは日本人ですか?

非常口マークのピクトグラムをデザインしたのは、日本人デザイナーである太田幸夫さんです。

とはいえ、太田幸夫さんの完全オリジナルのピクトグラムではなく、1978年に一般公募された3,337もの応募の中から4次審査まで残った小谷松敏文さんの作品を改良したものとなります。

Q2.ピクトグラムの発祥はどこですか?

ピクトグラムの発祥は、1920年代のオーストリアにて教育者・哲学者のオットー・ノイラートとイラストレーターのゲルン・アルンツによって発明されたことだと言われています。

また、世界中にピクトグラムが広まるきっかけとなったのは、1964年に開催された東京オリンピックにて競技種目などをピクトグラムで表示したことだと言われています。

まとめ

本記事では、非常口マークの種類や違い、ピクトグラムについて詳しく解説しました。

商業施設や駅、公共施設などに当たり前のように設置してある非常口マークですが、実は”通路誘導灯”と”避難口誘導灯”の2種類があり、それぞれ違った意味合いを持っています。

災害時にこれらの違いが分からないと非常口を見つけるのに時間がかかってしまう恐れがありますので、ここでしっかりと覚えておくようにしましょう。

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